直結カソードフォロアードライブ36LW6×4SEPPOTLアンプ8号機
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主要部品はすべて流用した。 以前、SG安定化電源として使用する予定であった2個の9PMT管ソケットが空いていたので、カソードフォロアー段(12AU7)に使用することにした。 出力管の36LW6は手持ちの30本からペアー管を選別して組み合わせた。 回路構成は36LW6×4SEPPOTLアンプの5号機のドライブ段と出力管の間にカソードフォロアー回路を挿入した。 36LW6にかなりのバラツキがみられるので、少し回路が複雑化することを覚悟の上で個別にカソードフォロアー段を設けてバイアスが調整可能とした。 カソードフォロアー段のマイナス電源は40V100mAを倍電圧整流して供給した。プレート電源は出力段から供給した。 下段プレートをどこに接続するかであるが、アースに接続した場合は上段下段カソードフォロアーの電流が負荷を経由して流れるため都合が悪い。 そこで出力ラインから供給することにしたが、今度は出力電圧が下段カソードフォロアー段プレート電圧に重畳されることになる。 その結果、ほぼ100%の負帰還が掛った状態となるが、もともと出力点から位相反転段へ負帰還を戻す予定であるから全く問題なく動作している。 初段は6414によるSRPP、位相反転(ドライバー)段は6463、カソードに挿入する定電流回路には6CW5を使用した。 6463の特性はほぼ12BH7相当であるがピン配列が異なっているので注意が必要である。 6414、6463、6CW5は全てバンテックから購入したもので、〆て1400円と格安である。 第1B電源(出力段用)はAC240V(1.2A)をブリッジ整流し、±160V(750mA)を供給している。 また、第2B電源(初段、ドライバー段用)はAC160V(100mA)を倍電圧整流して供給している。 クリップ開始出力27.4W/8Ωが得られたが、他の36LW6の2パラ構成の約30%増である。直結カソードフォロアードライブの効果はSEPPOTLでも実証された。 16Ω負荷では40W程度が得られ、しかも歪率はかなり低下する。 |
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