コードのマーキング  平成17年11月21日 

 コードのマーキングはすべてのコード、ケーブルに施されているが、必ずしも見てすぐに判断できるとは限らない。
 SPコードのように外皮が赤黒に色分けされているもの、あるいは、ケーブルのように、芯線に黒白(2芯の場合、3芯の場合は黒白赤)が使われていれば良く分かる。 色分けされていないビニールコードにマーキングを施す場合、一般にはテスター等で導通を計る方法がとられているのではないかと想像する。 しかし、この方法では時として間違いが起き易いのではないだろうか。
 すでにご存知の方も多いと思うが、そうでない方のためにビニールコードのマーキングについて紹介する。
 実は製造メーカーでは極性を簡単に見分ることが出来るように考えているのである。 下の図を見ていただければお分かりと思うが、ほとんどの平行ビニールコードには「電気用品安全法承認番号」、「製造メーカー名」「製造年」「サイズ」等が印刷されている。 しかも印刷されている側は2本のうち片方のみである。決して交互にはなっていない。
 したがって、文字が印刷されている側を「プラス」と決めてしまえば(赤黒コードの赤側)いくらコードが長くても極性の判断は簡単である。 なお、メーカーにより文字が印刷されていない製品も存在するが、その代わりに片側の被覆に線状突起が設けてある。
 この場合は暗い場所でも指先で触っただけでどちら側か判断できる。このことは覚えておけば大変便利である。 皆様もぜひご活用いただきたい。



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