30KD6(6DK6)SEPPアンプの最大出力  平成26年9月25日  


 30KD6×2マッチングトランス付SEPPアンプを製作するに先立ち、30KD6(6DK6)SEPPアンプの負荷抵抗対最大出力、並列本数対最大出力のグラフを作成した。
 30KD6Eb-Ib特性曲線は推定で作図したものが第1図である。 この図を元に計算で求めた負荷抵抗対最大出力(第2図)、並列本数(n)別 プレート電圧対最大出力(第3図)を次に示す。
 30KD6を使用した場合の最大出力は36LW6を少し下回り、40KG6Aを少し上回る結果が得られた。
 なお、許容プレート損失は36LW6の44Wに対して30KD6は38W(33W+5W)である。n=1の時の最適負荷抵抗は80〜100Ω付近にあり、その時の最大出力は19.5W(Ep=150V)程度となる模様。 内部抵抗も同程度と考えられる。

 以下の、グラフ等は全て計算により導かれたものであり、実測値とは少し誤差があると思われる。 その点はご了承の上、あくまでも、目安としてご利用いただきたい。




第1図 30KD6(6KD6)Eb−Ib特性曲線(推定)



第2図 30KD6(6KD6)負荷抵抗対最大出力
(プレート電圧150Vにて計算)



第3図 30KD6(6KD6)並列本数(n)別 プレート電圧対最大出力

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