SEPPOTLアンプ出力段の調整 平成20年7月24日 |
出力段の調整は一番神経を使うところであるが、歪率等は別にして、テスターが2台あれば調整可能である。
3台あれば十分で、1台では難しいと思われる。また、リード線の先端を蓑虫クリップに交換したものがあれば操作性が良く、危険性も少ない。
調整は以下の手順で実施する。
V4の指示値は電源を再投入しただけでも狂っている事が多く、常時0.1V以内にセットすることはほとんど不可能である。 実際の使用状態では0.5V未満に入っていれば十分である。 使用状態にも影響されるが、少なくとも1年に1度程度は調整を実施した方が安心である。 水平出力管の場合、調整は比較的容易であるが、6080族の場合はプレート電流が安定するには20分近く待たねばならない。 さらに、バイアス電圧を調整しても、安定状態に至るまでに時間を要するので、調整作業は非常に煩雑で、根気を必要とするものである。 |
|