17KV6A(6KV6A、22KV6A)SEPPアンプの最大出力
平成15年12月11日
36LW6に続き17KV6A(6KV6A、22KV6A)SEPPアンプの負荷抵抗対最大出力、並列本数対最大出力のグラフを作成した。
同じく17KV6A(6KV6A、22KV6A)のEb−Ib特性曲線が入手できないので、36LW6と同じ方法で作図したものが第1図である。
ちなみに、このページの17KV6A×6SEPPOTLアンプの実測では、プレート電圧が±187Vまで低下して、最大出力は18〜19Wであるが、n=3プレート電圧187Vの条件での、計算値は20Wになり、5〜10%ほど多くなっている。
少しEp-Ip特性曲線に誤差があるようである。内部抵抗がもう少し大きいと思われるので、近々再測定を実施する予定である。
次に第1図上のプレート電圧200Vを基点にしてにロードラインを引き、最大出力を計算した結果が第2図である。
なお、200Vは供給電圧ではなく最大出力時のプレート電圧であるから、無信号時の供給電圧は215〜225V程度必要となるであろう。
第2図中の赤線のグラフは上下1本ずつによるSEPPの負荷抵抗対最大出力を表している。
やはり内部抵抗が高い分、36LW6の80Ωに対して170Ω辺りで最大出力となり、その時の最大出力は17.5W程度である。
青線は8Ω負荷で並列本数(n)を増加した時の最大出力を表している。
第3図は36LW6の場合と同じ方法で作成した「並列本数(n)別、プレート電圧対最大出力」を表したグラフである。
しかしながら、これらのグラフはあくまでも推定のデータに基づいて計算した結果のため、多少の誤差があると思われるので、その点はご容赦いただきたい。
第1図 17KV6A(6KV6A、22KV6A)3結Eb−Ib特性曲線(推定)
第2図 17KV6A(6KV6A、22KV6A)負荷抵抗対最大出力
(プレート電圧200Vにて計算)
第3図 17KV6A(6KV6A、22KV6A)並列本数(n)別 プレート電圧対最大出力
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