少し本格的なバルブチェッカー 平成24年1月12日 |
20種類以上チェックが可能となるように各種ソケットを配置 2種類のプレートキャップ |
内部写真 電源トランスは計4個使用 |
(1)はじめに 平成17年6月に製作した簡易型バルブチェッカーはそれなりに活躍してきたが、チェック可能な球種が限られていた。 そこで、平成21年元旦の初仕事としてもう少し本格的なバルブチェッカーを製作した。 20種以上チェック可能とするため、ヒーター電圧は7通り、プレート電圧は126Vから262Vまで可変、バイアス電圧は4組3通りを用意した。 また、プレート電圧は115Vの倍電圧整流後、5998Aと12AX7による定電圧回路を経由して供給した。 その結果、プレート電圧はかなり安定化されたが、それでもプレート電流が大きく変化した場合、2V弱の低下は免れない。 そこで高圧、低圧の切り替えSWと共に調整回路も組み込んだ。 また、各種ヒーター電圧を確保するため電源トランスは4個使用した。回路図参照。 (2)確保したヒーター電圧 |
6AQ8、6FQ7、6CG7、6SN7、 6080、5998、EL34、KT88、6L6、6GB3A、6DQ5 | |
12AX7、12AU7、12AT7、12BH7A | |
17KV6A | |
21GY5 | |
22KV6A、22JR6、23JS6A | |
36LW6 | |
50CA10 |
(3)バイアス電圧の調整範囲 |
(4)使用したソケット |
12AX7、12AU7、12AT7、12BH7A、6AQ8、6FQ7、6CG7 | ||
6SN7、 6080、5998、EL34、KT88、 6L6、36LW6、6GB3A、6DQ5 | ||
21GY5、23JS6A、50CA10 | ||
40KG6 | ||
17KV6A、22KV6A、22JR6 |
このバルブチェッカーにより、手持ちの球、および今後使用する可能性がある球のほとんどがチェック出来るようになった。
平成23年に21GY5、と23JS6Aを多数入手したので、40KD6用をこの2種がチェックできるようヒーター回路を改造した。 |
|