100Wダミーロード 16Ω/8Ω   平成26年9月4日    


木製ケースに収めた100Wダミーロード
  1. はじめに

     以前に自作したダミーロード内蔵型出力計は出力計の精度が気温によって変化し、最近ではほとんどダミーロードとしてのみの使用であった。 また、セメント抵抗の誤差も気になってきたので、新たに50Wメタルクラッド抵抗を入手し、単なるダミーロードを製作した。

  2. 使用部品と回路

     50Wメタルクラッド抵抗はタクマン製5%を使用した。8Ωは4Ω50Wを2本直列、16Ωは更に8Ω50Wを直列にする。4本の4Ω50W抵抗を組み合わせることにより、誤差は1%以内に収まった。
     接続は下図の通りであるが、左右の切り替えと16Ωと8Ωの切り替えSWには125V6Aを使用したが、特に問題はないようである。
     容量付加試験は0.1μF、0.22μF、0.47μFをロータリーSWで切り替えできるようにした。モニター出力はミリバル、オシロと歪率の2系統を取り出せるようにした。
     なお、左右切り替え時に測定しない側にはダミーロードが繋がっているのみでアースは切り離される構造にしている。アースを共通にした場合、クロストーク測定時に都合が悪いためである。




    内部写真

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