直結カソードフォロアーとスーパーKNFBシングルアンプの比較   平成23年11月9日 

《 はじめに 》
 先日製作した6GA4A2級スーパーKNFBシングルアンプのLchをA2級アンプに改造しデータの比較を行った。

《 回路図 》


《 周波数特性 》



《 歪 率 》



《 入出力 》



《 矩形波応答 》
A2級ドライブ 1W8Ω
100HZ
1KHZ
10KHZ
10KHZ(0.1μF)
10KHZ(0.47μF)

スーパーKNFB 1W8Ω
100HZ
1KHZ
10KHZ
10KHZ(0.1μF)
10KHZ(0.47μF)
《 まとめ 》
 スーパーKNFBでは出力管カソードが交流的にアースされていないため、残留雑音が少し多くなっているが、実用上全く問題ないレベルである。
 NFB量に差があるため、単純比較はできないが、小出力時の1KHZ歪率はA2級ドライブの方が低い。 100HZ、10KHZの歪率はほとんど同じである。最大出力にもほとんど差は見られない。
 10KHZの矩形波応答はCHコイルの存在が大きく影響しているようである。勿論、OPTは同じPMF−10WSである。 しかし、再生音についてはほとんど違いを感じることが出来なかった。

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